顔面神経麻痺の後遺症

 

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1)顔面神経麻痺の後遺症で形成手術を勧められていたN様

2)顔面神経麻痺の原因

3)顔面神経麻痺の施術経過ーN様の場合ー

4)N様にご提案したセルフケア

 

1)顔面神経麻痺の後遺症で形成手術を勧められていたN様

N様は小学生の時に1回目の顔面神経麻痺になりました。2回目の時は高校生のときでその時は入院されたそうです。

そして、数か月前に3回目の顔面神経麻痺になりました。6ケ月のあいだ通院を続けましたが病院での治療は終わり。これ以上回復する見込みはないから形成外科の手術を考えてください。次回の診察のときにその説明をします。

と言われました。手術はできるだけ避けたかったN様はそれ以外の方法で改善することができないか色々調べました。

ネットで検索したら鍼灸で改善した事例がたくさん載っていたので登院で施術を受けることに決めました。

 

2)顔面神経麻痺の原因

原因は単純ヘルペスの活性化、顔面部に加わる寒冷刺激、外傷、新生物、感染症肉芽腫、血管障害など。今まで筆者が施術した顔面神経麻痺の方は両親の介護、配偶者との死別、職場でのリストラなど精神的に強いストレスを受けた後に発症される方が多いと感じています。日常的に多いのが病態不明のベル麻痺といわれるものです。余談になりますが、麻痺の症状が出るよりも先に味覚の異常が先にでる場合もあります。当院に通院されていた方に首と肩がものすごく凝って、凝りすぎて痛みもある。とおっしゃられて来院された方が今朝はヨーグルトを食べても味がしなかったとおっしゃられていました。その後日、うがいもできなくなったので病院に行ったら顔面神経麻痺と診断された方もおられます。

 

3)顔面神経麻痺の施術経過ーN様の場合ー

N様の最初の状態は顔の左半分がまったく動かない、目も閉じないし瞬きもちゃんと出来ないので涙と目やにが止まらない、鼻で息を吸う事も吐く事も出来ない、ヨダレが垂れる、うがいも出来なくストローも吸えない、味覚もく言葉も喋りにくい状態でした。

筆者の提案した通り、1週間に2回の通院を続けられました。N様の症状は初回施術から10回目までは、ほとんど変化は見られませんでした。

それでもN様は通院を続けられました。20回目の施術の後くらいから、少しずつ口が動くようになられました。3ケ月が過ぎたあたりから鼻も動くようになり、味覚も元に戻りました。口を膨らませると息はまだもれるけどストローも使えるようになりました。4か月を過ぎた頃には目も大きく開けるようになりました。5ケ月後には大きく笑っても口元のゆがみもほとんど気が付かない状態にまでなられました。

 

4)N様にご提案したセルフケア

N様は1ケ月に1回は診察も受けられていましたが、N様に形成手術をすすめていた医師は、少しずつでも改善していくようすを見て驚かれていたそうです。

さて、ここまで書くと筆者の腕はスゴイ、大したものだ。となるかも知れないので誤解を避けるために言うと、スゴイのはN様です。10回以上施術しても何も変化しないのに続けられ、最後まで「あきらめなかった」のです。筆者はほんの少しそのお手伝いをさせていただいただけだと思っています。

ご参考までに筆者がN様にお伝えしたセルフケアをご紹介します。筆者が行っている施術をセルフでやったらこんな感じになります。N様はこれを毎日続けられました。

 

このページの作成者について

著者:和田俊二

~略歴~

早稲田摂陵高校~明治東洋医学院

業界歴31年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。