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1)パニック障害で仕事が不安なT様
2)パニック障害とは
3)当院の施術
4)経過
1)パニック障害で仕事が不安なT様
T様は、夜間に頻発していた動悸が日中も起こるようになり病院に行きました。検査の結果は体には異常がないとのことでした。その後日に心療内科を受診したらパニック障害ということでお薬が出されました。薬はできれば飲みたくないと考えていたT様は当院に来られました。
1年くらい前から就寝中に動悸を感じるようになり、ひどい時は動悸で目が覚めるようになりました。動悸がない時は首の痛みが気になり枕の位置を朝まで何度も変える。日中に動悸が出ると仕事にも支障があるのでなんとかしたい。とのことでした。
T様の初回の状態は正面から見ると頭が左に傾いていて、横から見ると頭は前に倒れている。背中は丸くなって猫背になっていました。
2)パニック障害とは
ここでパニック障害ってなに?という方のために簡単に説明すると。
パニック障害
状況と関係なく突然襲う発作症状(これをパニック発作という)が反復して起こる障害である。
発作症状の内容は多岐にわたるが、代表的なものは、動悸、胸痛、窒息感、めまい、非現実感の突発などである。
ほとんどの場合、死、自制心の喪失、あるいは発狂への恐怖が伴う。
さまざまな身体症状に身体的な原因が見いだせない。発作が繰り返し起こると、また発作がおこるのではないかと恐れる不安(予期不安)が生じる。また発作が起きた時に逃げ出せない場所を回避する(広場恐怖症)ようになる。―略― 薬物療法以外にも認知行動療法も有効である。 *南山堂医学大辞典第20版から引用
3)当院の施術
動悸や息苦しいなどの症状があるけど検査で異常がないという方には2つのゆがみが生じている可能性があります。
ひとつは構造のゆがみでもうひとつは認知のゆがみです。
構造のゆがみが自律神経の及ぼす影響については背骨と自律神経の関係を参考にしてください。構造のゆがみが顕著にみられる場合はまずそちらの施術を優先します。構造のゆがみがほとんど見られない場合は認知のゆがみに対しては心理学に東洋医学の概念を加えたTFTという手法を現場で使いやすくした方法を用います。TFTではツボをタッピングしますが当院では鍼を使用することもあります。
4)経過
T様は初回の施術後から動悸が小さくなりました。首の痛みは変化なし。5回目の施術後から動悸はほとんど気にならなくなりました。
6回目の施術後には首の痛みも少しだけになり現在も通院中です(2021年12月6日現在)。
このページの作成者について
著者:和田俊二
~略歴~
早稲田摂陵高校~明治東洋医学院
業界歴33年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。
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和田はり灸院でございます。