自律神経が乱れやすい季節の変わり目の体調不良をやわらげるポイント。

 

季節の変わり目になると、私たちの体はかなり敏感に反応します。特に自律神経が乱れがちで、それがさまざまな体調不良を引き起こす原因になるんですよね。実は、これにはしっかりとした理由があるのです。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」という二つの神経があり、これが体の無意識の部分をコントロールしています。交感神経は「戦うか逃げるか」の状況で活発になり、副交感神経はリラックスしているときに活発になります。

季節が変わると、気温や湿度、気圧などの環境変化が起こります。特に日本のように四季がはっきりしている国では、これらの変化が大きく、体がそれに対応しようとします。例えば、夏から秋への移り変わりでは、日中と夜間の気温差が激しくなりますよね。この温度差が体を緊張させ、交感神経が過剰に反応してしまうことがあります。すると、本来リラックスしているべき時間にも副交感神経がうまく機能せず、結果として自律神経のバランスが崩れてしまうのです。

私自身も、春と秋の季節の変わり目には特にこの自律神経の乱れを感じます。例えば、秋になると急に冷え込む日があり、その日はなぜかイライラしたり、落ち着かないことが多いです。これは、交感神経が過敏に反応しているために、副交感神経が上手く働かず、リラックスできていない状態だと自分では解釈しています。

また、自律神経の乱れは睡眠の質にも影響します。睡眠中は副交感神経が支配的になるべきですが、季節の変わり目はそれが上手くいかないことがあります。その結果、朝までぐっすりと寝ることができず、翌日の体調にも影響するんです。

では、このような状況をどう改善するか。私が心がけているのは、まずは生活リズムを一定に保つこと。特に就寝時間と起床時間は可能な限り一定にし、体内時計を整えるよう努めています。また、リラクゼーションの時間を設けることも大切です。瞑想や気功など、副交感神経を活性化させる活動を取り入れることで、自律神経のバランスを整える努力をしています。

自律神経の乱れは、私たちの日常生活に大きく影響します。季節の変わり目の不調を少しでも和らげるために、これらのポイントに注意して過ごしてみてくださいね。

このページの作成者について

著者:和田俊二

~略歴~

早稲田摂陵高校~明治東洋医学院

業界歴33年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。

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