50肩の夜間痛が改善した方法

 

〈index〉

1)40肩、50肩の施術で注意したいこと

2)40肩、50肩の夜間痛が改善した症例

 

1)40肩、50肩の施術で注意したいこと

40肩、50肩で夜間痛があって眠れない、痛み止めが効かないなどの激痛の時は患部はあまり触らない方が良いと考えています。

私も以前は初めから疼痛部位中心の施術を行っていたが、施術そのものに苦痛を感じ施術を継続できない方が多かったため、まずは患部から離れた場所を施術するようになりました。

みなさんご存知かと思いますが、40肩、50肩は肩関節の周囲の組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。

日常生活では腕を上げる動作が制限されてシャンプーをしたりボタンを掛けたり、腕を後ろに回す動作をすると肩関節の周辺に痛みを伴います。

症状がキツくなると夜間痛で眠れない、痛み止めが効かないなどの激痛がでます。

さらに肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)。

筋肉を個別に見ていくと、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋などに押すと飛び上がるほど痛みの反応が出ることが多いです。

この痛みの原因になっている筋硬結(こり)が緩むと症状も改善するのですが初めからここを狙うと施術自体が嫌になる人も多いです、まずはこの部分にかかる負担を減らすことでこのコリを緩ませることをしていきます。

ほとんどの方が知らないと思いますが外傷の覚えがなく50肩を発症してしまう方のほとんどが手の疲れも溜まっています。

実はこの手の疲れが取れるだけで一気に楽になることがあります。

後ほどご紹介させていただきますがこのセルフケアをやっていただくことで劇的に改善した症例がありますので、40肩、50肩でお困りの方は是非とも実践してみてください。

2)40肩、50肩の夜間痛が改善した症例

この方は反対側の肩に手が届かない、手が後ろに回らない、痛み止めが聞かない、夜間疼痛で眠れない症状がありましたが、自宅で今回ご紹介させていただいたセルフケをやってもらうことで劇的に改善されました。

この40肩、50肩ですが外傷の覚えがなく日常生活の負担で鍵版が部分的に断裂している場合もあります。

その場合程度によりますが手術をした方が良い場合もありますので、ご自分でセルフケアを試されてもなかなか改善しないなあ。と言う場合はお近くの病院に行かれた方が良いです。

病院に行かれて手術をするほどでもない、必要ないと言われた場合はお近くの施術所に相談に行ってみてください。

当院も兵庫県赤穂市というところで施術をしていますので近隣の方はぜひご来院お待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

このページの作成者について

著者:和田俊二

~略歴~

早稲田摂陵高校~明治東洋医学院

業界歴33年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。

50肩,40肩について詳しくはこちら

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