脊柱管狭窄症歩けない

 

<Index>

1)初めに

2)猫背を改善すると脊柱管狭窄症は改善する?

3)胸椎の可動性をよくするセルフケア

4)初回施術後から杖なしで歩けたT様の症例

 

1)初めに

今回は脊柱管狭窄症の改善方法についてお伝えします。

初めにお断りさせていただきたいのですが今からお伝えする内容は

脊柱管狭窄症だけど手術をするほどでもないと言われている方が対象になります。

当院にご来院いただいた方で初回の施術後から杖なしで歩けるようになった方がどうゆうふうなことをして改善していったか。ということをお伝えしていきます。まずは理論的なお話をしたあとセルフケアについて解説して最後に実際の症例をご紹介させていただきます。

 

2)猫背を改善すると脊柱管狭窄症は改善する?

結論から言うと猫背を改善すると脊柱管狭窄症が改善に向かうと言うことです。

みなさんご存知かと思いますが、脊柱管は神経が通っているトンネルです。

加齢とともに背骨が変形したり椎間板という軟骨が膨らんだり、靭帯が厚くなって脊柱管が狭くなって神経が圧迫されて発症します。

脊柱管狭窄症の特徴的な症状に間欠性跛行というものがあります。

歩いていると足が痛くなったり痺れてきて、前屈みになると楽になるという状態です。

背骨を反らすと脊柱管が狭くなり前に曲げると広がるので症状が楽になるのです。

この構造上のメカニズムから仰向けで膝を抱えるセルフケアはよく指導されています。

次によく指導されるケアに仰向けで膝を立てて左右に倒す運動です。これは背骨の可動域改善に効果が期待できます。

これらのケアは定番なのでもうご存知の方も多いはずです。

こららをやったことはあるけど改善が見られないという方は、これからいう方法をお試しください。

先ほどもお伝えした通り脊柱管は前に屈めると広がり、反らすと狭くなります。

前に屈んだままだと楽なのですが、そのままでは歩き辛いですよね。

では、背骨をそらした時に脊柱管が狭くならないようにするにはどうすれば良いでしょうか?

実は狭窄症の方は背中が丸くなっている方が多いのです。そうです、いわゆる猫背と言われるものです。

背中が丸くなると腰椎にも負担がかかります。その状態が長期化して脊柱管が圧迫されるのです。

猫背を改善することで腰椎にかかっている負担を減らすことができるのです。ここで猫背が改善と言いましたが胸椎の動きがよくなると腰の負担が減るということです。

見た目は猫背のままでもOKです。

 

3)胸椎の可動性をよくするセルフケア

このセルフケアは立っても、座っても横向きで寝てもできますが立った状態ですると股関節も一緒に動いていしまうので座ってするのがオススメです。

回す側の手で肋骨を包む様に持ってそのまま反対の方向に動かします。

片方したら、反対側に10回ずつやってください。

お時間があれば下から順に4箇所やってみてください。

一度に100回するよりも数回に分けてする方が効果的です。

このセルフケアは反動をつけてやらないことと、痛くない範囲で行ってみてくださいね。

 

4)初回施術後から杖なしで歩けたT様の症例

T様は初回に杖をついて来院されました。

右足に体重を乗せると激痛が走り、病院では痛風を疑われたそうです。

検査の結果、痛風ではなく脊柱管狭窄症からくる症状と言われたそうです。

最初は足を動かそうとすると痛くてあげれませんでしたが、回数を追うごとに上がる様になっていました。

T様もかなりの猫背だったので胸椎の動きを良くする施術をしたら初回の施術後から杖なしで歩ける様になり喜んでおられました。

セルフケアは動画をご覧いただいたきながら実践してみてくださいね。

このページの作成者について

著者:和田俊二

~略歴~

早稲田摂陵高校~明治東洋医学院

業界歴31年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。

脊柱管狭窄症について詳しくはこちら

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