<INDEX>
1)痛み止めとは。
2)非ステロイド性抗炎症薬。
3)非ステロイド性抗炎症薬の副作用。
4)痛みは悪いものなのでしょうか?
5)坐骨神経痛で痛み止めの服用を続けた―赤穂市在住K様の場合―
1)痛み止めとは
痛み止めについてウェキペディアで調べると以下のような記載があります。
鎮痛剤(ちんつうざい、英: Analgesic)とは、痛みに対する鎮痛作用を有する医薬品の総称。口語で痛み止め。感覚をなくす麻酔薬とは区別される。
鎮痛剤は、中枢神経系・末梢神経に対し様々な機序で作用する。鎮痛剤の主なものに、アセトアミノフェン(国際一般名パラセタモール)や、サリチル酸、アセチルサリチル酸(アスピリン)、イブプロフェン、ロキソプロフェンのような非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、モルヒネやトラマドールのようなオピオイドが含まれる。―ウェキペディアから引用―
2)非ステロイド性抗炎症薬。
坐骨神経痛でよく利用されている鎮痛剤は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が一般的ではないでしょうか。これらの鎮痛剤はドラッグストアなどでも手軽に購入することが可能で常備薬として自宅に保管されている家庭も多いでしょう。
一般的に市販されている鎮痛剤(非ステロイド性抗炎症薬NSAIDs)は、プロスタグランジンを作り出す酵素である「シクロオキシゲナーゼ(COX)」と呼ばれる物質の働きを抑えることで鎮痛効果を発揮します。
3)非ステロイド性抗炎症薬の副作用。
「プロスタグランジン」には胃の粘膜を保護する役目を持つものもあって、それも作られなくなるため胃腸障害が起きてしまいます。また、「プロスタグランジン」は腎臓にも作用していますが、NSAIDsによってプロスタグランジンが減ってしまうと、血流が低下し、尿が減少することで腎障害が起きる可能性もあります。
上記の理由から痛み止めに良いイメージをもたれていない方も多いかと思いますが、ツライ症状で夜も眠れない、とか何も手につかない。というときは楽になるのであれば利用したいですよね。
私も楽になるのであれば使っても良いと思っています。ただ当院に来られる方の中には楽にならないけど服用を続けているという方もおられます。
長期間服用すると胃腸・腎臓障害などの副作用も心配になります。
4)痛みは悪いものなのでしょうか?
確かに痛みを感じると誰もがツライと感じます。しかし、痛みを別の捉え方をすると、体が自分を治そうとしている現象だと考えることもできます。
痛みは体から発信されているSOSのサインだとすれば逆にありがたいものだとして考えても良いのではないでしょうか。
痛みが出てきたことで今までの自分の生活習慣や日常生活で負担のかかることはしていないかを見直すための良いチャンスだと考えましょう。
選手生命の長い一流のアスリートほど痛み止めの利用の仕方も上手だと聞きます。
ある一流選手は普段の練習中に痛みを感じても痛み止めは服用しないそうです。なぜなら痛み止めで痛みを感じなくしてしまうと無理をしてしまい結果としてはその部分を傷めてしまい、回復するのに時間がかかるからです。
これは一般の人にも言えることで、長期間にわたり痛み止めを服用していたという方はそうでない人と比べると効果を得られるまでの施術回数が多いという事実が証明しています。
5)坐骨神経痛で痛み止めの服用を続けた―赤穂市在住K様の場合―
K様は腰椎椎間板ヘルニアの手術を受け、その時の激痛は治まったものの手術後も腰からお尻~ふとももにかけて鈍い痛みとしびれを感じるようになりました。
日常生活の負担で症状が強くなったり弱くなったりしていましたが痛み止めを服用することでなんとかしのいできました。
ヘルニアの手術から3年過ぎたくらいから痛み止めを服用しても症状が軽減しなくなってきて痛みがきつくなってきて、ベッドに横になっても痛いし、キッチンで5分も立っていられなくなりました。
友人の紹介で当院に来られたK様ですが施術を開始してから5回目くらいまでは変化を全く感じなかったそうです。6回目の施術後から改善がみられるようになりました。
10回目の施術のときに日常生活で困ることがなくなってきた。とのことでした。
腰椎ヘルニア手術後の腰~お尻~太ももの痛み。
初回の施術前
4回目の施術前
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
このページの作成者について
著者:和田俊二
~略歴~
早稲田摂陵高校~明治東洋医学院
業界歴33年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。
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