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1)検査で原因がわからなかった腰痛
2)ストレスや悩みはないか?
3)自律神経失調症とうつ病
4)心理学の概念と自律神経失調症
5)自律神経機能低下
6)不規則な生活
7)集中力を高める
8)過度な運動
1)検査で原因がわからなかった腰痛
腰痛が続くので病院に行って、検査、診察してもらっても特に異常はみられないことがあります。そんな場合は自律神経が影響しているかもしれません。
イライラ、緊張、長期間ストレスを受けると、交感神経が過剰になり血管が収縮して血流低下がおこった結果、痛みを引き起こします。
2)ストレスや悩みはないか?
原因がわからない体の不調が現れたら生活のなかでストレスや心配事を抱えていないか?考えてみましょう。何か思いあたることがあれば、体を休めてリラックスを普段の生活に取り入れてください。自律神経が整えば血流もよくなって痛みや不調も改善に向かいます。
3)自律神経失調症とうつ病
めまい、倦怠感、肩こり、腰痛、頭痛、動悸、息苦しいなどの症状で検査をしてもらっても特に異常はみられない場合は自律神経失調症という診断名がつけられることがありますがこれは正式な病名ではありません。原因がわからないときの便利な言葉でもあります。
自律神経失調症と混同しやすいものにうつ病があります。うつ病は、過労によってHHV6(ヒトヘルペスウイルス6)が唾液中に急増して、嗅球「SITH1」というたんぱく質が作られ海馬などで脳細胞の状態が激変した結果著しい意欲の減退などが起こる病気です。
4)心理学の概念と自神経失調症
心理学の概念にHighly Sensitive Person、HSPというものがあります。神経が高ぶりやすく敏感な気質を持つ人です。光、音、匂い、人の感情、場の雰囲気、痛み、体調や予感、第6感などに神経系が強く反応するのです。HSPの方は自律神経失調症に気を付けなければなりません。社会全体の20%ともいわれています。特有な文化がある日本はもっと多いともいわれています。
フェルトセンスも心理学の概念で何らかの心理的意味を含んだ体の感じです。例えば、楽しみで胸がワクワクする。とか驚いて背中がゾクゾクする。みたいにストレスが体のどこかの部分に症状として現れる現象です。
これらの概念を知っていれば自律神経失調症の理解も深まります。
5)自律神経機能低下
自律神経機能の機能が男性では30代、女性では40代以降に急激に副交感神経の機能が低下しはじめます。例えば、若い人だったら一晩くらいなら徹夜しても元気でいられますが、次第に前の日の徹夜がきつくなってきます。年齢よりも若く見える方は自律神経も整っていて、胃腸の調子も良く栄養分を十分に吸収できるので血液の質も良くなり、肌、髪にもツヤがあります。見た目も中身も若くいられます。
6)不規則な生活
正常な生活リズムは日中は交感神経、夜は交感神経が働くのが理想です。夜更かしや朝寝坊などを続けると自律神経のバランスが崩れ体調不良の原因にもなります。夕食後に散歩やジョギングをする方もおられますが、食事をした後は副交感神経が働きはじめ、そのまま入浴して睡眠す方が自律神経には負担がかりません。
7)集中力を高める
集中力を高めて粘り強く、などポジティブなイメージが強い集中ですが、集中すると交感神経が高まり、心拍、血圧があがります。そのため自律神経も疲れてしまいます。こまめに休憩したり別の作業をして自律神経を休ませてあげましょう。
8)過度な運動
ストイックな方は要注意です。仕事で体が疲れているのに、ジムに行って筋トレや有酸素運動をされる方がおられます。疲労の上に疲労を重ねると自律神経の負担が大きくなりますので運動と休憩のバランスを考えましょう。
このページの作成者について
著者:和田俊二
~略歴~
早稲田摂陵高校~明治東洋医学院
業界歴33年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。
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