耳ツボは2000年以上前の中国最古の医学好天にも記載されており、耳は体の臓器や器官と関係が深い重要な反射区やツボがあると考えられてきました。
後にツボ診察法はヨーロッパで盛んになり、耳の形は母親のおなかの中にいる胎児の形をしていると気づき、西洋医学の立場から研究され、これをきっかけに新たな大きな発展を遂げました。
耳下方の耳たぶには頭顔面部上方には臀部、足、真ん中のくぼみには内臓に
相応するツボがあり、この理論を胎児投影説と呼び、多くの人の知るところとなりました。
耳は全身の縮図であり、耳の状態は健康の状態を表していると言っても過言ではありません。
耳を見れば体のどこが悪いかわかるとも言われており
病気や症状の判断や治療に用いられてきました。耳の皮膚は薄く、体の動きをつかさどる脳に近いことから即効性があり適応症が広く、かつ整理術しやすいという利点があります。
また副作用が少ないという優れた点からも広く普及しています。
バトルフィールドアクパンクチャーと言って戦場で負傷した際の痛みの治療として耳鍼療法がおこなわれています。
アメリカ軍で慢性腰痛や幻肢痛PTSDなどの精神疾患の治療に耳鍼療法が行われてれていることが過去にNHKで放送されました。
米軍で採用されるということが、その効果を実証するには十分な事実ではないでしょうか。
このページの作成者について
著者:和田俊二
~略歴~
早稲田摂陵高校~明治東洋医学院
業界歴33年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。
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