子宝相談4「無排卵になる原因」

独身ですが、半年ほど前から無排卵治療しています。何で無排卵になってしまったのでしょうか。とにかく毎日不安でいっぱいです。教えて下さい。

妊娠しやすい女性には1ヶ月に1回のペースで排卵が起こり、妊娠のチャンスが訪れます。この排卵が、数ヶ月に1回になることを稀発排卵(きはつはいらん)といい、全く排卵が起こらないことを無排卵といいます。排卵は、脳の視床下部、脳下垂体、卵巣の3者がうまく連携して初めて起こります。また視床下部は大脳皮質の影響も受けますので、強いストレスや感情の起伏も無排卵の原因となります。以下、排卵異常(無排卵)の原因をいくつか挙げてみました。

①   無理なダイエットや肥満によるホルモン分泌の低下。

②   多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)→無排卵の原因として最も多い。慢性的な男性ホルモン過剰状態が特徴で卵巣にたくさんの小嚢胞がみられる。

③   卵巣性無排卵→卵巣の中にある原始卵胞が極端に少なくなる。

④   高プロラクチン血症→プロラクチンとは催乳(乳汁分泌)ホルモンのことで、出産すると大量に分泌され母乳が出るため排卵しなくなる。。これと同じ状態になり乳汁が出て無排卵となる。

他にもストレスや冷え、睡眠不足、甲状腺機能異常など様々な原因によりホルモン分泌が不足して無排卵になるケースが増えています。また排卵検査薬で陽性が出ても無排卵である場合もあります。
当店では、ホルモン分泌を促進する漢方や、冷えを改善するための温灸療法を取り入れて自力で排卵できるためのアドバイスをさせて頂いています。原因は様々ですが、無排卵を改善するために生活習慣を見直して、貴女に合わせた改善方法を見つけていきましょう。まずは一人で悩まずにご相談下さい。
あきらめないで下さいね、あなたの大切な赤ちゃんを。一人で悩まないで、ご相談下さいね。

和田はり灸院