10~15歳の成長期のお子さんが部活地下で跳躍やボールをけるスポーツをし過ぎると、
(お皿の下の骨)が徐々に突出してきて。痛みが出てきて病院へ行くとオスグッド病と診断されることがあります。
今回はそのオスグッド病についてお話しさせていただきます。
当院の実際の症例もご紹介させていただきますので最後までご覧いただけたら嬉しいです。
オスグッド病と診断されるとまず安静にすることが重要ですが
オスグッド病の原因を今から3つ上げていきます。
- 過剰な身体活動やスポーツ活動: オスグッド病は、身体活動やスポーツの過剰な負荷が関与している可能性があります。特に、ジャンプや着地、急な方向転換など、膝への反復的な負荷が加わる活動が関連していると考えられています。
- 成長期の骨の成長: オスグッド病は、骨の成長と関連していると考えられています。成長期の子供や思春期の若者では、骨の成長が急速に進行しているため、骨と筋肉のバランスが崩れやすくなります。この結果、膝の骨(脛骨)と腿の筋肉(大腿四頭筋)の間の結合部である腱(脛骨腱)に過度の負荷がかかる可能性があります。
- 生体構造の個人差: 個人の生体構造もオスグッド病の発症に関与している可能性があります。膝の構造や筋肉の柔軟性などの個人差が、腱にかかる負荷の分散に影響を与えることがあります。
これらの要素が相互作用することで、オスグッド病の症状が引き起こされると考えられています。ただし、これらの要素はあくまで推測であり、具体的な原因はまだ完全には解明されていません。
それでは、オスグッド病を放置した場合の具体的なリスクを考えてみましょう。
- 慢性的な痛みによる生活制限: 放置するとオスグッド病の痛みが持続し、日常生活や運動に制限をもたらします。子供や若者は学校やスポーツ活動に参加する際に制約を受け、友人や家族との活動にも制限が生じる可能性があります。
- スポーツパフォーマンスの低下: オスグッド病の痛みや制限により、スポーツパフォーマンスが低下することがあります。痛みや制限が続くと、パフォーマンスに集中できず、運動能力や技術の向上が妨げられる可能性があります。
- 予後の悪化: 放置すると、オスグッド病の症状や骨の変化が進行し、予後が悪化する可能性があります。長期間にわたる痛みや炎症が骨の成長に影響を与え、異常な骨形成や骨棘の発生が起こることがあります。
- 心理的な影響: 慢性的な痛みや制限により、心理的なストレスや不安が引き起こされることがあります。運動や活動の制限によるストレスや自己イメージの低下、友人やチームメイトからの孤立感など、心理的な影響が現れる場合があります。
オスグッド病の早期の治療や管理は、これらのリスクを最小限に抑えるために重要なことになってきます。
動画で当院の症例を紹介しています。
動画の方はオスグッド病と診断されてから1年間定期的に整骨院に通院されていたそうですが膝の可動域もかなり制限されています。
コチラは当院の二回目の施術後の動画です。可動域もずいぶん改善荒れていますよね。
オスグッド病というと痛む患部だけを施術しがちですが、この方の場合、股関節の施術をすると可動域がぐんぐんよくなりました。
関節の可動域が改善するとおいうことは関節の負担も減るということなので症状は快方へ向かいます。
股関節の負担をとりながら膝の痛みを改善するセルフケアは以前動画を撮っていますので概要欄にリンクを貼っておきますのでご参考にされてください。
今回はオスグッド病の原因と放置するリスク、当院の症例のお話をさせていただきました。
オスグッド病は安静にすることが大事ですが適切な施術を行うことで回復も早くなりますので、お困りの方はお近くの治療院へ行かれると良いと思います。
当院も兵庫県赤穂市というところで施術をしていますの近隣の方はご来院くださいね。
このページの作成者について
著者:和田俊二
~略歴~
早稲田摂陵高校~明治東洋医学院
業界歴33年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。
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和田はり灸院でございます。