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1)安静にしていても膝が痛むB様
2)膝痛でよく指導される筋力トレーニングと生活指導
3)膝痛は負荷をかけると良くなるのでしょうか?
4)筋トレがやめられない人
5)体のバランスを整える
6)B様の経過
1)安静にしていても膝が痛むB様
B様、看護師、女性、50代は最近、動かさなくても痛い 夜も疼いて眠れない 痛み止めが効かないとお困りでした。
長年膝を患っていたB様は整形外科では年齢のせいで変形しているから痛いのだと言われました。
リハビリでは電気を当てた後で足の筋肉の運動をするのだそうです。ところが、一向に改善しないのでした。
2)膝痛でよく指導される筋力トレーニングと生活指導
膝痛の時によく指導されている筋トレは、太ももの前にある大腿四頭筋、裏にある大腿二頭筋、スクワットなどです。
生活指導ではウォーキング、水中で歩行(プールで歩行)、自転車漕ぎ、肥満傾向の人は減量の指導をされます。
3)膝痛は負荷をかけると良くなるのでしょうか?
膝が痛くなって病院へ行くと筋力がないから関節に負担がかかって痛くなる。ということで筋トレの指導を受けます。
ところで、その方法で改善していますか? 改善したよ。という方はこの先は読まなくても大丈夫です。
もう、ずいぶん前から続けているけど改善しない、以前よりも悪化してきたという方はこの続きをご参考にしてください。
4)筋トレがやめられない人
過去に使い過ぎで膝を痛めた方が来院されました。この方は走るのが好きで練習をやめられないのでした。施術が追いつかないので少し休んでください。と言うと、やり初めは少し痛いけどちょっとすると痛くなくなるから大丈夫。と言って施術は受けるものの練習はそのまま続けられていました。
日常生活の動作で痛みがあるのに走り出すと次第に痛みがなくなってくるのは、人間は追い込まれると交感神経が高まりアドレナリンが分泌されて痛みを感じにくくなるからです。ランナーズハイという現象です。
5)体のバランスを整える
筋トレを続けても膝痛が続く、悪化するという方は、もしかしたら体のバランスが悪くなっているかもしれません。体のバランスが悪いまま負荷をかけると余計に痛みが強くなることもあります。
筋トレを否定するわけではなく、むしろ推奨する立場ですがタイミングを間違うと改善するどころか、かえって悪化させる事もあるのです。
もし年齢のせいで膝が変形しているのなら、片方の膝だけ痛むのでしょうか? もう一方の膝も同じ年齢のはずですよね。
鏡の前に立つと肩の高さが違う、首が傾いている、靴底が片方だけ減っているなど思い当たることがある人は、まずは体のバランスから整えましょう。
6)B様の経過
B様は初回施術前右肩が下がっていて本人も自覚していました。初回施術後は姿勢は改善されましたが痛みはそのままでした。
6回目の施術が終わった後から安瀬時の痛みが改善して、20回目の施術後には日常生活で少し痛む程度にまでなられました。B様の姿勢の変化は動画をご覧ください。
このページの作成者について
著者:和田俊二
~略歴~
早稲田摂陵高校~明治東洋医学院
業界歴33年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。
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和田はり灸院でございます。