副代表:和田真理

一人でも多くの「ありがとう。」が聞けるように。

 

私は兵庫県の姫路市で育ちました。父と母そして4人兄弟(3姉妹と長男)の次女です。実家は父と母とも鍼灸師で私が生まれる前から鍼灸院を営んでいます。

 

自宅兼治療院で育った私は、子どもの頃から艾の香りに包まれている生活で体の調子が悪くなると病院に行く前にまず、「鍼灸治療」をしてもらっていました。風邪をひいても背中や喉に鍼灸をしてもらいほとんどそれで回復していたので、子どもの頃はあまり病院に行った記憶がありません。それぐらい鍼灸は私にとってはあたりまえのようにある存在でした。

 

私が中学校時代に友達の家で遊んでいたら友達のお父さんが私の所に来てこう言いました「この間、仕事中にぎっくり腰になって動けなくなったんや、真理ちゃんとこへ這いつくばりながら行ったんやけど、鍼をしてもらったら帰りは普通に歩けて帰ったんや。鍼灸はいい仕事やなあ。ほんまに感謝してるんや」。と…。

 

それまでは当たり前過ぎてあまり意識することはなかったのですがこの事がきっかけで、自分が将来する仕事として鍼灸にとても興味を持つようになりました。

 

そして鍼灸の事について調べました。鍼灸は肩こりや腰痛だけでなく、様々な体の不調に対して効果があることを知りもっとたくさん鍼灸の勉強がしたくなりました。

 

高校を卒業して、父と母と同じ鍼灸師になる為に専門学校へ入学しました。学生時代は鍼灸学科と柔整学科のWスクールで通学し2つの資格を3年で取得したのでとても忙しい日々を過ごしました。特に国家試験の時はとても大変だったことを今でも憶えています。

 

鍼灸師になって現在、施術が終わった後に患者さんに「ありがとう楽になりました」。と言ってもらえるこの仕事ができることにとても感謝しています。

 

私はこれからも自分の技術を磨き一人でも多くの「ありがとう」。が聞けるように患者さんと向きあっていきたいと思っています。

和田はり灸院