膝痛サポーター 上手な選び方

サポーター

<INDEX>

1)膝痛サポーターが原因で膝が痛かった赤穂市在住N様

2) 膝痛サポーターによる圧迫

3) 膝痛サポーターの種類

4) 膝痛サポーターをN様が使う場合

5) 膝痛N様の経過

6) 膝痛サポーターは目的によって使い分ける

 

1)膝痛サポーターが原因で膝が痛かった赤穂市在住N様

 

先日、膝痛のお客さんが当院での施術後は軽くなったのに、その後で畑仕事をしたらものすがく膝から下がむくんで辛かったそうです。

 

なぜだろう?と考えながらそのお客さんが施術ベッドに寝ようとしたときに、おもむろに大腿部に巻いていたサポーター外し出しました。

 

「まさかとは思いますがそんなにキツク巻いて畑作業をされたのですか?」。と聞くと

「いつもそうしています」。

 

との返事が…。

 

2) 膝痛サポーターによる圧迫

 

捻挫などの急性外傷の処置でRICEという方法があります。それぞれ安静(Rest)、冷却(Icing)、圧迫(Compression)、患部を挙上(Elevation)の頭文字をとってRICEです。

 

こ の RICE処置の 圧迫(Compression)をすると一時的に痛みが軽減しますが、あくまでも急性外傷の処置になります。

 

N様の場合これといった外傷がないので圧迫し続けるとむしろ患部の血流やリンパ流が悪くなってしまい結果としては筋肉や靭帯等の軟部組織がカチカチになってしまってそれが痛みの原因になってしまいます。

 

3) 膝痛サポーターの種類

 

膝痛のサポーターはたくさん種類があります。膝関節の靭帯損傷などに用いられるもので、膝関節を固定することを目的としているものや、スポーツなどで膝関節にかかる負担を軽減することを目的にしているもの、冬場など患部を冷やさないことを目的にしているものなどがあります。

 

4) 膝痛サポーターをN様が使う場合

 

N様の膝痛はこれといった外傷によっておこったものではありません。このような時に膝関節靭帯を損傷した時に使うようなサポーターを使うとガッチリ固定されて動かしにくくなります。今回のN様のように畑作業のときのように、しゃがんだ状態を長時間続けるときに使用するのであれば、保温を目的としているあまり締め付けすぎないものの方が良いはずです。

 

5) 膝痛N様の経過

 

左膝の内側、膝のおさらの下あたりが、膝を屈伸したり、歩いたりする時に痛くて、特に階段を降りる時は特に痛みを感じていました。最近では動かさなくても膝が痛むので当院に来院されました。

 

体をさわっていくと、膝蓋骨(膝のおさら)の動きが悪く、大腿部(太もも)の裏の大腿二頭筋がカチカチになっていて、足首の指の付け根(水かき)の部分が固まってしまってあまり動いていない状態でした。膝が痛む人に多い骨盤や腰への負担はありません。

 

初回にこれらの部分に施術を行うと、翌日はとても楽になられました。

 

しかし、その翌日に膝に自信がなかったので患部の膝をサポーターでキツク締め付けて農作業をおこないました。その直後から膝から下がむくんでしまいとても辛くなりました。

 

2回目の施術も初回と同様の施術を行うと膝が楽になったと言われたので、今度は一度サポーターをしないで農作業をしてみて下さいとお伝えしました。

 

3回目に来られた時、膝の状態をお聞きしたら、サポーターをしないで農作業をしたときの方が膝の調子が良いとのことでした

 

6) 膝痛サポーターは目的によって使い分ける

 

N様の膝痛は当院の施術で軽減するが日常生活の指導をしなければ改善するのにも時間がかかったであろうことが考えられます。

 

痛む部位をサポーターで締め付けると、圧迫されることによって一時的に痛みは軽減するが長い目でみるとその部位の血液、リンパの循環が悪くなるため痛くなる原因を作ることもあるということです。

 

市場には様々な用途のサポーターが出回っているので自分の症状や目的に応じたサポーターを選ばないと、N様のケースのように逆に痛みがひどくなることもあります。サポーターを使用するときは目的によって使い分けましょう。

このページの作成者について

著者:和田俊二

~略歴~

早稲田摂陵高校~明治東洋医学院

業界歴30年。学生生活最後の年に交通事故に遭い大怪我をした経験があり、患者の立場になってみて、今まで以上に「結果の出せる施術」を追求する。交通事故の経験は痛みを感じにくい動作やセルフケアの研究につながる。漢方薬店を併設し東洋医学のトータルケアが可能な施術所を設立。思考錯誤を繰り返し開発した「スイッチ鍼法」は特許庁より商標登録の許可を受ける。

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